レポートの書き方


講義のレポート

講義のレポートの課題の出し方は千差万別であるので、 記載すべき項目も千差万別となる. 一般的な事柄についてのみ述べる.

参考文献はあくまでも「参考文献」であって「引用文献」ではない。 つまり、単に写すのではなく、 自分の言葉でまとめなおすことが望ましい。

自分の主張を求められている場合には、 (例え内容が同じでも)本に書いてあることとは 区別できるように書くこと。

なお web の発達によって,情報の検索によって方々のサイトから 関連情報を入手できるようになったため, それらを切り貼りしてレポートを作成する者が目立つようになっている.

情報の入手源として,WWWなどを有効利用することは悪いことではないが, それは参考であることをきちんと意識して欲しい. 参考・引用・盗用(最後のはやってはいけない)の区別をきちんとつけること. 文体が統一されていないレポートが, 自分で理解して書いていると判断されることは極めて稀であることに注意すること.


数学系の演習のレポート

数学系の課題の場合には、 「答が一意に求まる」系の課題が多いのが特徴であるが、 これも 答さえ合っていれば良いというものではない

よくある記述上の間違いには以下のようなものがある。

式変形では、 単に数式を並べるのではなく、 「どういう操作をしたのか」を日本語などの補助的な記号を用いて 補足することが大事である。 特に、自明でない式の変形を行なった場合には使用した公理や定理を書くこと。

プログラミングのレポートのコメントと同じで, レポートを書いている時には自明である(と思っている)式変形であっても, 後日みたときになぜそういう式変形ができたのか, わからなくなってしまうことはよくある.


Last Update on