世の中の法則


仕事学

【雑用の法則】
第一法則(雑用保存の法則)
雑用にかかる時間と手間の積の総量は、一定である。 これは、雑用を誰かに押しつけても、雑用がなくなるわけではないことを 意味している。
第二法則(雑用処理増加の法則)
多忙で有能な者は、その有能さゆえに雑用処理でますます多忙になる。 また、雑用処理が、有能さによって決まるある量を越えると、 雑用は処理されず何も出なくなる。この量を「雑用の地平」という。 であるからして、役人さんや事務屋さん達が処理を少しずつしかしない、 または、役所で特定の人しか働いていないのは、このせいなのである。 なにせ、鼻毛を抜くだけで地平を越えてしまう人もいるようだから。
第三法則(雑用〆切の法則)
雑用処理の速度は、その〆切より速くなることはない。 一目、〆切より前に処理されたとしても、関連する雑用が発生し、 結局〆切より後に処理されたのと同等になってしまうだけである。

物性論

【トマソンの第一法則】
部屋の容量に比例して、ものは増える
【トマソンの第二法則】
捨てずにとってあるものが、必要になることはない
【トマソンの第三法則】
思い切って捨てた途端に、それは必要になる
【トマソンの第一法則の応用】
部屋の容量に比例し、部屋の住民の事情に比例して、ゴミは増える
【トマソンの第一法則の拡張】
部屋の容量に比例して、ものの増える速度が増加する
【トマソンの第一法則と第二法則の応用】
捨てるのを忘れたゴミは、どんどん仲間を増殖する
【トマソンの第三法則の応用】
ゴミを思い切って捨てた途端に、空いた部分にゴミが発生する
【トマソンの第二法則と第三法則の応用応用】
とっておく気があってもなくても、捨てる気力がないと、ゴミは増える
【トマソンの第一法則の展開】
部屋の容量よりゴミが増えることはない

認識学

【不確定性原理】
つぎのうち正しいものを選ぶな。
  1. 仕事の量が確定すると、何をしたらいいのか確定しなくなり、 何をしたらいいのか確定すると、仕事の量が不確定になる。
  2. 仕事の進み具合がわかると、何処にいったのか皆目行方がわからなくなり、 何処にいるか連絡がつくと、仕事が進んでるのかどうか全然わからなくなる。
  3. 仕事している量がわかれば、ニュースの投稿か仕事か区別がつかなくなり、 ニュースの投稿か仕事かが区別つくと、どれだけ仕事したのかわからなくなる。
  4. 残業時間が決まると、夕食のおかずが確定しなくなり、 食生活が確定すると、残業時間が不確定になる。
  5. 結婚相手が決まると、自分の理想がわからなくなり、 自分の理想がはっきりすると、結婚相手が決まらなくなる。
  6. 記事の長さを決められると、何を言っていいかわからなくなり、 言うべきことがきまると、記事がどれだけ長くなるかわからなくなる。

組織論

【恒真式】
ボス:「私の部下の言うことは全て嘘だ」
部下:「ボスの言うことは正しい」

論文力学

【完成の法則】
地球上に存在する如何なる仕事も、〆切より早く完成することはできない。
【晩遊引力の法則】
全ての人間には、晩遊に対する引力が働く。その力は、所持金に比例し、 〆切からの距離の2乗に反比例するといわれる。
【質量保存の法則】
全ての仕事における、質と量の積は保存される。すなわち量を増やそうとす れば質が落ちる。
【エントロピー増大の法則】
論文力学的閉鎖系における仕事のいい加減さは、時間とともに増大する。
【特殊相対性理論】
質量とエネルギーが等価であることを示した理論。仕事をする人間が、拘束 に近付くにつれ、論文の質量は増大し、時間の進み方は遅くなる。
【一般相対性理論】
全ての局所完成系は、時間軸を含む局所座標系によって 記述されることを示した理論。 この理論によって、強い重力、すなわちキョウジュウ力のもとでも、 時間の進み方は遅くなることが示された。 また、余りに大きなキョウジュウ力のもとでは、 全ての仕事を吸い込むブラックホールが形成され、 そのまわりには、決して次の章へ進むことができない、 いわゆる「次章の地平面」が存在することが予言されている。

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